東日本橋という街は焼肉というよりも、昔ながらの落ち着いたイメージからなんとなく和食などをイメージすることが多いものですが、これも思い込みのひとつなのかもしれません。それは、一度訪れてみると分かりますが、この街には素晴らしい焼肉店がいつくもあるからです。思わぬ場所においしいお店を見つけると嬉しくなるもの。焼肉店というと、これまでのイメージは、肉を焼くにおいが気になる、狭苦しいイメージ、騒がしいイメージがありました。上品に食事を楽しむというよりも、がっつり食べるようなイメージが先行していたように思います。このようなお店ももちろん存在しますし、このようなお店の方が好きで、合っている人もいます。
しかし、東日本橋の焼肉店はこれまでの概念をよい意味で覆してくれる店がいくつもあります。ここはもともと落ち着いた街であるため、街の雰囲気に合うような落ち着いた店があります。外観はいわれないと焼肉店と分からなかったり、看板がなければ焼肉店と思わなかったりするような印象です。おしゃれなビルや、食事をする場所?と思わせるような外観という場合もあります。いずれにしても、なんとなく歩いていて立ち寄るというよりも、「この店に行きたい!」と目的を持って出かけるのでしょう。東日本橋でこのような外観が素敵な店の場合、初めて来店するときは緊張しますし、店内に入って着席するまでは落ち着かないかもしれません。とはいえ、素敵な店であるとテンションもあがりますし、大事な人を連れていきたくもあります。
店内の内装についてもこれまでの焼肉店とはちょっと違います。これまでの焼肉店といえば、壁に貼ってあったのはメニューや有名人のサインや来店したときの記念撮影が多かったはずです。もちろん、このような展示物も興味をそそられますし、店としてもお客様に伝えたい情報といえるでしょう。とくに、好きなスポーツ選手が来店してサインが貼ってあるとすれば、ファンはとくに気になるはずです。
東日本橋の焼肉店は店内もいたってシンプル。店によっては、高そうな絵画が飾られていることもありますし、おしゃれに花が生けられていることもあります。「ここは本当に焼肉店なのか?」と、焼肉が出てくるまでは疑ってしまいそうになります。どことなく、高級なバーや割烹料理店のようなイメージがあります。恋人を食事に連れていきたいときや、かしこまった集まり、ビジネスの大事な話があるときに利用するのに向いているでしょう。このほかにも、食通の女性同士が語らう場にも向いている気がします。このように東日本橋の焼肉店は雰囲気が上品で落ち着いているので、リラックスできますし、しっかり会話ができます。もちろん、隣の席と近くて話し声が気になることはありません。
このように雰囲気のよい店であるため、食事をするときも肉の盛り付け方から器まで上品そのもの。肉にこだわりがあるとはいえ、ここまで美しい肉もあまりお目にかかれるものではありません。もちろん、照明効果によっておいしく見えていることもありますが、やはり最初に食欲をそそるのに大事なのは、視覚といえます。目で見て、「おいしそう」と思われることは大事であり、お客様側も期待度が上がります。また、肉の種類も幅広く取り揃えており、なかには希少部位といわれるものを食べさせてくれる店もあります。東日本橋の焼肉店ではかなり仕入れに努力されているのでしょう。「また行きたい」と思わせることができないとリピーターは付きませんし、場所柄なんとなく来店するような場所でもないため、店が本当に魅力的であるかどうかが鍵となります。それは外観や内観のような雰囲気もそうですし、肉に妥協せずに仕入れにこだわっていることも重要でしょう。